前回の話はこちら↓
きのかちゃん
きのか特許事務所のマスコットキャラクター。知的財産権制度に詳しい、みかんの妖精。
甲田太郎
大手ゲーム会社を辞め、ゲーム開発会社「KODASH」を創業するべく準備中。
会社名を考案し、登記をしようと思ったところで、きのかちゃんに止められて・・・!?
早乙女うめ
梅ドリンクが名物のカフェ「Plumn」を経営している。
商標権侵害の警告を受けて慌てているときに、きのかちゃんと出会う。
今回から商標法に入ります。まずは商標法の法目的、つまり「商標法が守りたいもの」についてです。
商標法の法目的は、「商標を保護することにより、商標の使用をする者の業務上の信用の維持を図り、もつて産業の発達に寄与し、あわせて需要者の利益を保護すること」です(商標法第1条)。
特許・実用新案・意匠の法域では、「権利者の利益」の保護のみを目的としています。一方で商標法は、「権利者の利益」の保護とともに「需要者の利益」の保護を目的としている点で、他法域とは異なります。
商標法中のすべての規定は、この法目的に沿うように定められています。
つづく・・・
次回の話はこちら↓